噴火による火山灰対策・2【実際の備蓄】
噴火による火山灰対策を始めました。
今回は実際の備蓄などの記事になります。
火山灰が降る前、降った後、何をするか
火山灰の影響は、
- どの火山が噴火したか(現在日本には111の活火山*がある)
- 住んでいる場所
- 風向きや風速
などで異なります。
活火山*=噴火の可能性があると考えられる火山 ※大まかな説明です
例えば富士山なら、噴火数時間後には首都圏で降灰が始まると言われています。
火山灰が降る前に(=普段の生活で)準備しておくと良いこと
【最重要】
- 最低1週間分の
--- 水(飲料・生活用水)と食料
--- トイレ
--- 電源など(停電の準備)
- 現金(ATMが使用不可になる可能性あり)
- 外出時に身に着けるものの準備(火山灰から身を守る)
【重要】
- 常備薬や応急処置品
- 屋外の通気口用フィルター
- 窓ガラス保護の飛散防止フィルムや養生テープ
- ほうき・ちりとり・スコップなど(灰の除去作業に必要)
※ 一般家屋の屋根は10cmの火山灰に耐えられない→灰の除去作業が必要
※ 降雨で水を含むと、降灰30~40cmで家屋全壊率30%
※ 富士山噴火で予想される2週間の降灰が続くと、首都圏で10cmは積もる
火山灰が降ったら行うこと
【噴火してすぐ】
- 24時間換気を消す(24時間換気がある場合)
- 窓の隙間をテープやタオルでうめる
- コンタクトを外す(火山灰に触れたらこすらず水で流す)→ 可能なら眼鏡準備
- 電化製品はラップなどで巻く(火山灰は室内にも入り込み故障の原因)
- 車はボディカバーなどを付けて出来る限り保護する
- 外にいるペットは屋内に入れる
- 停電にすぐ対応できるよう手元に灯りを確保する
- 物はクローゼットや棚などに出来る限りしまう
- 気象庁の降灰予報でこまめに現状確認をする
※ 噴火時の居場所により異なります(すぐ避難が必要、など)
【どうしても外出が必要な時】
以下、身に着けます。
- ゴーグル
- 粉塵マスク(なければ濡らしたハンカチ+マスクで代用)
- ヘルメット(重くなった灰の影響で倒れたりするものに注意)
- フェイスシールド
- レインコートなど(ツルツルした素材は付着した火山灰をはらいやすい)
- 事故防止のため、反射バンドなどを身に着ける(降灰中は暗い)
- 傘(上記の装着に加え、傘をさすとより効果的)
※ 外出時は交通事故に気をつける(徒歩・車、共に滑りやすく視界も悪い)
火山灰対策、実際の備蓄
【身に着けるもの】
- 粉塵マスク
- ゴーグル
- ヘルメット(国家検定合格*のもの)
- 防塵頭巾
- フェイスシールド
- レインポンチョ&パンツ(ゴミ袋に首の穴をあけて代用も可能)
- 傘(上記を身に着け、更に傘をさす)
- 軍手(滑り止め付き)
- 耐切創手袋(刃物などから保護してくれる)
- 反射バンド(視界が悪くなるので事故など防止のため)
- 安全靴(踏み抜き防止と足の甲を保護する鋼製先芯付き)※画像にはありません
国家検定合格*=厚生労働省の性能試験に合格し、「労・検」のラベルがあるもの
きつすぎず、ゆるすぎず丁度良い密着感です |
【自宅などを保護するもの】
- 隙間テープ(窓の隙間を埋める)
- 屋外用通気口フィルター
- 養生テープ
- ラップ(電化製品を保護するため多めに)
- 大きめのゴミ袋(電化製品などをラップと併用して保護)
- エアコン室外機カバー
【その他】
- 現金(小銭・お札で5万円)
- ほうき・ちりとり・スコップ ※画像はスコップのみです
以下、参照下さい。
- 水 :自宅の備蓄見直し・1【水】
- トイレ:自宅の備蓄見直し・2【トイレ】
- 電源 :自宅の備蓄見直し・3【電源】
- 食べ物:自宅の備蓄見直し・4【食べ物】
- 衛生 :自宅の備蓄見直し・5【衛生】
配管ホース用のスリット入りです |
870gと軽量で、収納袋付きです |
おわりに
これまで地道に備蓄を続けてきましたが、見直すごとに不足を感じます。
優先順位を意識し、引き続き取り組んでいこうと思います。