噴火による火山灰対策・1【まずは知る】
これまでの備蓄に加え、噴火による火山灰対策を始めました。
火山が噴火すると、噴石など様々な現象が起こります。
その中でも火山灰は、生活に影響が出てくると感じました。
火山灰とは
- 火山噴火時の噴出物
- トゲトゲしていて、サイズは直径2ミリ以下
- ガラス・岩石・鉱物の破片
- 風で舞い上がりやすく、遠くまで飛ぶ
- 滑りやすい(徒歩でも運転でも)
- 水を含むと泥のようになる(倒木や電線が切れる原因になる)
火山灰が降ると、身の回りで何が起きるか
- 送電線に2ミリ積もると停電
- 浄水施設も停電すると断水
- レールに0.5ミリ積もると鉄道休止
- エンジントラブルになるため航空機休止(地面に1ミリ積もると空港閉鎖)
- 道路に0.5ミリ積もると路面標示が見えづらくなる(10センチで運転不可)
- 路面が滑りやすくなり、事故の危険性上昇
- 徐行運転による渋滞 → 交通網が乱れる → 物資の運搬が滞る
- 農作物に影響が出る(日照不足、火山灰の重みでビニールハウス損傷)
火山灰に触れると、身体に何が起きるか
- 目の痛み(角膜障害など)
- 呼吸器トラブル(咳が増える、息苦しい)
- 喘息や気管支炎は悪化する恐れがある
- 皮膚炎を引き起こす(ベタベタする)
- 頭髪に付着すると非常に取りづらい
火山灰の処理や車のこと
- 火山灰は
--- 燃やせない
--- 水で流れることはない
--- 下水に流さない
--- 処理する時は自治体の指示があってから
- 車はなるべく運転しない方が良い(故障原因になる)
※ 火山噴火による被害は自動車保険適用外のことが多い
- 運転するなら徐行運転で昼間もヘッドライトをつける
※ 速度を上げると火山灰が勢いよく窓にあたり割れる可能性あり
噴火の情報を確認するには
以下、防災情報(気象庁HP)で確認できます。
- 噴火速報・警報・予報
- 降灰予報(噴火前・噴火直後・噴火後の3段階に分けた予報)
- 火山ガス予報
以下、事前に確認しておくと良いと思われる内容です。
最近よく聞く富士山噴火で、何が起きるか
最後の噴火が300年以上前で、それ以前は約100年に1度、噴火していたそうです。
- 噴火して3時間後には首都圏に火山灰が2センチ積もる(風向きや風速による)
- 降灰が2週間は続くと予想され、首都圏に10センチほど積もる(車の運転不可)
- 雨が降ると状況は悪化し、インフラ復旧に時間がかかる
- 首都圏にも小さな噴石がとぶ可能性もある
- 首都機能が低下し、混乱が起きやすくなる
- 東日本への影響がよく言われてるが、物流停滞など西日本にも混乱は想定される
おわりに
噴火や火山灰について、これまで自分事として考えたことがありませんでした。
この10年でも
自然災害を止めることは不可能ですが、事前に出来ることはしていきたいです。
参考
:気象庁 火山関連リンク集
:政府広報オンライン 暮らしに役立つ情報
:首相官邸 火山噴火では、どのような災害がおきるのか