顔面神経麻痺の記録・5【発症1か月~回復】
発症から1.5か月、総合病院での診察が最後になりました。
服薬も終了で、柳原法*は満点。
柳原法*=顔面の動きを部位別に評価するテスト
治療終了時の状態
- おでこのしわ、8割は回復(左右非対称だと分かる)
- 目が完全に閉じられない感じ、9割は回復
- 頬の強張り、9割は回復
- 鼻の下を伸ばした際に感じる突っ張り、9割は回復
- 口元の突っ張り、8割は復活
- 「う」「お」の口をした際、中心からずれている
- 口元のほうれい線は一目で左右非対称と分かる
少しずつ違和感を残しての状態で治療終了。。。
特に口元の突っ張りはとても気になっていました。
この状態が柳原法の満点だとすると、これが回復の限界なのかな・・・
以前と違う自分の身体で、以前と同じように生活しなければならないのか・・・
最後まで不安が消えませんでした。
医師から伝えられたこと
- 機能面の回復(=治療が必要か)と感覚面の回復(=個人が感じる)は違う
- 口元の突っ張りは少し時間がかかっても今より回復していくと予想される
- 深く考えすぎてストレスをためこまないように
今の自分にできること、必要なこと
総合病院での最終診察時点で、ブロック注射は11回受けていました。
当初は連日→2週間に1度→1か月に1度、の間隔で受けていました。(大体)
顔面神経麻痺を発症してから、常に不安でそわそわしていました。
いったん頭を空にして、のんびりゆったり過ごしてみようと思いました。
今の私にできること、そして必要なことかな、と。
顔面に違和感はあるものの、日を追うごとに改善は感じていました。
発症から2か月が経過する頃、ブロック注射は計12回で最後となりました。
感覚的な違和感はゼロに等しく、自分でも納得がいく状態になりました。
最後まで残っていた口元の突っ張りもなくなっていました。
長かったのか、あっという間だったのか・・・
経験したことのない時間の流れでした。
何気ない日常を送れることが、どれだけ幸せかを感じました。