顔面神経麻痺の記録・3【発症1週間~発症2週間】
ブロック注射を受けるため、初めてペインクリニックを受診しました。
顔面神経麻痺を発症してから9日目のことでした。
ペインクリニックでブロック注射
・ペインクリニック=痛みに特化した治療を行うクリニック
・ブロック注射(星状神経節ブロック)=首の前の交感神経に局所麻酔を注射
(炎症を抑えたり、血流を改善させ、回復を早める効果が望める)
顔面神経麻痺のほか、突発性難聴や帯状疱疹の治療としても有効だそうです。
ブロック注射(星状神経節ブロック)の流れ
- ベッドで仰向けに横たわる
- 血圧を測る
- のど仏の横当たりに局所麻酔の注射(体感として30秒くらい)
- 薬剤の入っていく感じが首に伝わる
- 飛び上がるほどの痛みはないが、首に向かって注射が近づいてくるのでこわい
- 10分ほど横になったまま、異変が起きないか様子を見られる
- 血圧を測る
- 異変がなければ終了
ブロック注射後に起きた現象
- 麻痺側の白目の部分が赤くなる
- 麻痺側の目の幅が狭くなる
- 麻痺側のまぶたが腫れぼったい感じになる
これらは「ホルネル徴候」と呼ばれ、一時的なものだそうです。
私の場合は初回に目立って現れ、約6時間ほどで通常に戻りました。
初回注射後2日位、何かを飲み込むと首に痛みがでました。
医師によれば問題ないそうです。
2回目以降に痛みやホルネル徴候は出ませんんでした。
(ホルネル徴候が出ても20分ほどで戻りました)
※個人差があるようで、私には上記の現象が起こりました
初めてのブロック注射を受けたあと
初回は午前中にブロック注射を受け、その日の夜には
- 口の中に感じる歯医者後の麻酔感がだいぶ減少
- 麻痺側の頬や口まわりの強張りが緩んでいる
と感じることができました。
初回から6回目まで、ほぼ連日ブロック注射を受けました。
頬や口まわりの強張りが和らいでいく様子が自分でも分かりました。
効果を体感できると安心できて、励みにもなりました!
発症1週間~2週間の状態
- 頭痛がだいぶ減った
- シャンプーがしみない程度に目が閉じられるようになった
- 完全には目を閉じられない違和感はあるが、涙の量は8割減少した
- 鼻の下を伸ばすと突っ張りを感じ、中心から曲がっていることが一目で分かる
- 「う」と「お」の口をすると違和感はあるが、改善も感じるようになった
- うがいはまだできない(水が飛び出してしまう)
- 全体的に口まわりの麻痺がまだ強め
- 気持ちがだいぶ落ち着き、前向きになってきた